富香は、弘前市下湯口の岩崎博夫氏が自園において、1985（昭和60）年につがるに王林を交配し、その実生の中から選別。1996（平成8）年にその特性が安定していることを確認して育成を完了し、2000（平成12）年の品種登録したりんごで、収穫期は10月中旬です。
　果実の外観は扁円、大きさはやや小さく、果皮の地色は黄緑色で、淡い赤色で覆われています。果肉は黄色で、蜜はあまり見られません。甘く、酸度も適当で、香気があります。2002（平成14）年10月9日に青森駅前で購入しました。
　小売店の人の話では、「黄色でいいりんご何かないのと問屋にお願いしたら、これが入ってきた。初めて目にしたりんごで、今までこの品種は入荷したことがない」ということです。